夏の思い出♡

最近異常気象により、世間では豪雨による被害が出ているが、もう7月であることを忘れてませんか?

 


来週からは当社も社員旅行もあるので、早くこの梅雨という鬱陶しい季節を抜けて欲しいと思ってるのは私だけであろうか

 


今でこそ、もはや幻想に近い思い出であるが、夏になるといつも思い出す記憶がある

 


それは今思うととても恥ずかしい記憶

 


でもその頃の自分にはとても重要に思えたこと

 

 

 

今から35年前の出来事であった

 


当時無類のサッカー少年であった私は地元の有名なサッカーチームに所属し、夏休みが早く来るのが楽しみで仕方なかった

 

 

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夏休みになれば、大好きなサッカーが毎日飽きるほどできる

毎日サッカーと向き合える

もうボールは俺の親友だとばかりに、夏休みになることを今か今かと待ちわびていた

 


そして夏休みは当時所属していたサッカーチームの合宿もあり、サッカー漬けになるその合宿が楽しみで仕方なかった

 


早くサッカーがしたい

はやく、球と戯れたい

あー大好きなサッカー♡

 


当時の私(もしかしたら今もかもしれないが)は、大いに人見知りで、サッカーという団体競技において本当は一番ダメな人種であったかもしれない

 


そんなことから、そのサッカーチームには友達と呼べる人は全くおらず、本当に無機質なボールだけが俺をわかってくれる友達、いや親友と思っていた節があった

 


だからこそ、テクニックの面で他の奴らには負けないという一種のエゴで、一心不乱にリフティングやドリブルの練習に明け暮れた

 


また、小学三年生だった私が高学年のお兄さん達には体の大きさで勝つことはできないこともわかっておきながら対抗するために、常に肩をあげ、胸を張り、体を大きく見せ、ポパイというアニメの影響からほうれん草の缶詰を毎日ドリンクのように飲み干していたのである

 


いよいよ合宿の日である

 


合宿でも、いつもと同じようにリフティングをしつこいくらい練習し、ドリブルでは岬太郎くん張りのテクニックを披露し、常に肩をあげ、胸を張り続け、ほうれん草の缶詰をこれぞとばかり飲み干した

 


この夏の合宿で監督に認められ、必ず高学年のレギュラーを奪取する

 


崇高な目標である

 


闘志むき出しの私はチームメイトを鬼の形相で睨みつけ、本能と闘争心と欲望の塊と化して、サッカー合宿で汗を流した

 


朝から夕方までサッカー漬けになり、汗と泥まみれになった私は、練習を終えた

 

 

 

 

練習を終えると監督から飯の前に風呂をみんなで入ってこいという

 


小学三年生の私には友達でもないこのライバル達と風呂に入るという経験が初めてで、この風呂という練習後のイベントにおいても私という存在を高学年のお兄さん達含めて、知らしめなくてはならない

 


風呂に向かう最中もそんな闘争心むき出しに勇み足で浴場に向かった

 


周りのみんなは和気藹々と話している

 


風呂に行くのがあたかもプールに行くように楽しそうだ

 


お前らはバカなのか?

戦いはまだ続いているんだぞ

 


そんなことを内心呟きながら、いよいよ浴場についた

 


そこで私は初めてどうにもならないことに直面する

 


高学年のお兄さん達がおもむろに汚れた衣服を脱ぎ捨て、素っ裸で風呂場に向かおうとした

 


高学年のお兄さん達にはすでに大事なあの部分からあふれんばかりの黒い毛が生えており、その黒い毛が彼らの壮大さを表現してくる

 


その黒い毛に隠れた彼らの一物は、小学三年生の想像をはるかに超え、皮を脱皮し始め、私のものとは明らかに違う物体と化していた

 


うわぁぁぉ

 


負けたくない

 


でも毛は生やすことができない

 


それまでドリブルやリフティングで披露してきたテクニックを一瞬で掻き消してしまうかのようなこの劣等感と衝撃は私に大いなるショックを与え、そして、どうにか勝てないかを模索し始めた

 


とりあえず大きさだけでも追いつかなくてはいけない

 


俺はほうれん草の缶詰を飲んでるポパイのような男のはずだ

 


必ず勝てる

 

 

 

 


大きくなれ

 

 

 

 

 

 

大きくなれ

 

 

 

 

 

 

そう言い聞かせて、自分の一物をまさぐった

 


するとどうだろう

 


私の一物は少しずつだか、大きくなり始めた

 

 

 

 

 

 

もしかしてほうれん草が効いてきたのか?

 

 

 

 

 

 

 


そう思いながらさらに大きくなることを願い、一物を叩きながら鼓舞をした

 

 

 

 

 

 

あいやー

 

 

 

 


おひゃー

 

 

 

 

 

 

 

うわりゃー

 

 

 

 


初めての経験が私を強くする

 

 

 

 

 

 

私の一物は、急に固く、長く、太く、そしてそびえ立った

 


もはやユニコーンの角である

 

 

 

俺にはこんな能力があったのか

 

 

 

ユニコーンの生まれ変わりか

 

 

 

毛がないにしてもこれならあいつらは唖然とするに違いない

 

 

 

俺の勝ちだ

 

 

 

 


お前ら結局負け組だ

 

 

 

 

 


俺の前にひれ伏せ

 

 

 

 

 

 

そんな抑えきれないような感情を胸にしまいこみながら、そのユニコーンの状態で風呂場の中央に立ち尽くした

 


 

あいつらが見ている

 

 

 

ふっ、悔しくて笑ってやがる

 

 

 

 


これで俺のレギュラーも確定だな

 

 

 

 

 


高学年のお兄さんが笑いながら言った

 


「あいつたってやがるぜ」

 


そう私はそびえ立ってます!

 


「やばくね?」

 


たしかに俺のテクニック含めてあなた方は到底敵いません!

 

 

 

どんなに羨ましがっても、この合宿のヒーローは俺のものだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの夏の思い出

 

 

初めて勃起をした夏

 

 

いつから記憶から消し去りたいのに、脳のメモリーの奥底にへばりついてしまったのだろう、、、

 

 

 

おやすみなさい